無垢材の家具、とりわけ、一枚板を中心に取り扱っております、BRUNCH一枚板店です。
気温が日々下がり、秋、そして冬が訪れる季節となってまいりました。
秋口から冬にかけて、関東地方では湿度が大きく下がっていきます。
週の前半と後半で、50〜60%あった湿度が10%台に変化することも珍しくありません。
一枚板をはじめとする無垢材の家具をお持ちの方は、この湿度の乱高下に少しだけ注意が必要です。
木材には調湿作用(ちょうしつさよう)という働きがあり、周りの湿度によって湿気(水分)を吸い込んだり吐き出したりします。
木が含む水の量で木材自体が膨張、または収縮するのですが、この時に「割れ」や「反り」がでる可能性が高まります。
湿度が上がり湿気を吸い込んで膨張する際にはあまり心配はいらないのですが、急激に乾燥する時期、特にこの秋口から冬にかけての大きな変化が、家具のコンディションに比較的大きく影響するようです。
そこでおススメするのが「加湿器」です。
ジェットコースターのように乱高下する湿度を、加湿器を使ってゆるやかな変化にしてあげますと、木の家具にとっても、また、その空間にいる人にとっても、やさしい環境になります。
天然の木材ですので、それぞれの材料には個性があります。
大切に大切に、十分な注意をもってメンテナンスやケアを行っていても(宝くじに当たる程の確率ではありますが)大きく割れてしまう時もあれば、何も気に留めず使用していて全く大丈夫というケースも多いので「絶対」とは言いきれないのが実情ですが、この「湿度の急激な変化」というキーワードにご留意いただければ、割れや反りの出る可能性を少しでも下げることができますので、頭の片隅に置いておいていただければと存じます。
日々のテーブルのケア(オイル仕上げの場合)についてはこちらをご参考ください。
→定期的なお手入れ
加湿器について、詳しくはこちらをご覧ください
→加湿器のお話
BRUNCHでは毎年メンテナンス講習会を催しております。
→例年のレポートはこちら
日々使っているテーブルは、どうしてもキズや汚れがついてしまうものです。
しかし、オイル仕上げの無垢材のテーブルなら、
お客様自身で、なおすことが可能です。
キズやシミの程度にもよりますが、簡単に言ってしまえば、
「削ってオイルを塗るだけ」
たったこれだけで、綺麗なテーブルになります。
少しのコツを、BRUNCHメンテナンス講習会でお試しいただいて、ぜひ、末長く愛着のあるテーブルをご愛用ください。