皆様こんにちは。
一枚板のダイニングテーブルをはじめとした無垢材家具を取り扱っている東京・目黒の家具屋、brunch+time(ブランチ プラス タイム)です。
今日は生憎の天気ですが、
乾燥がはじまるこの季節では、無垢材にとっては恵みの雨と言えるかもしれません。
無垢材家具をお使いの方はこれからの季節、加湿器で湿度の調整を強くお勧めいたします。
木には周囲の湿度を一定に保とうとする調湿作用が備わっています。
乾燥がはじまるこれからの季節、都内は特に湿度がグッと下がります。
それを感知した木は湿度を上げようと自分の体内にある水分を外に吐き出すことで大気中の湿度を上げてくれます。
湿度が上がることで風邪などの菌の蔓延も防げますし、人間にとっては嬉しい限りです。
ただ体内の水分を吐き出すと木は痩せてしまいます。
その際に反りや割れといった無垢材家具の宿命とも言える症状が起きる場合があります。
結果的には木の頑張りは人間のためにもなっているとも言えるますので、
そういった症状が起きるリスクをなるべく下げてあげるために私たちにできることは保湿です。
加湿器を付けて頂くことで調湿作用の手助けをしてあげることができますし、
オイル仕上げであれば、乾燥がはじまる10月頃にオイルの補填をしてあげてください。
だからといって必ず割れや反りが起きないとは言えませんが、
(こればかりはどんな腕利きの職人でも断言することはできません。それくらい自然は私たちの想像を超えた力を持っているんですね)
日頃私たちを幸せな気持ちにしてくれ、湿度の調整までしてくれている家具に
感謝の気持ちを込めてお手入れをしてあげてはいかがでしょうか。
オイル仕上げの場合は10月のオイル補填のタイミングとあわせて
サンドペーパーで表面の汚れや傷を削り落とし綺麗な状態にしてあげてから
オイルを塗って頂くと、びっくりするくらい綺麗に仕上がります。
もしオイル仕上げのメンテナンスの方法が分からない場合は、
10月11月12月とBRUNCHにてメンテナンス講習会を開催しておりますので、ぜひご参加頂ければと思います。
ちなみに10月は今日が初日で明日も開催します。
11月は14日と15日、12月は5日と6日です。すべて13時からと16時からの1日2回開催です。
詳細はこちらをご覧ください。
今日は文章だけで長々と書いてしましたが、無垢材家具は家族同然です。
ぜひこの機会に労わって頂ければと思います。