こんにちは。
目黒で5店舗、千葉、横浜で無垢の木の家具を中心に取り扱っておりますBRUNCHです。
特にこちらbrunch+timeでは一枚板を中心に取り扱っておりますが、たまに「無垢の木の家具というものはなんでこんなにも高いのか?」という質問をうけることがあります。
(すみません、今回こちらのブログは文字だらけです!)
最初にズバリ!言ってしまうと、BRUNCHにあるものに限っては「高い家具」というものはありません。
比較的お求めやすい家具、価格的に安い家具がある現在、それぞれにそうなる「工夫」があります。一番はやはり、人件費となるでしょうか。そして、良質な木材が少なくなってきている現在、材料費というものも見逃せません。
つまり、高い、わけではなく、お求めやすい家具にはその理由があるのです。
コストのかかる一番の理由として挙げられる人件費ですが、これはやはり国外に工場などの生産拠点を移し、製造する、ということが想像に難くないでしょう。
また、国産であっても、生産する時間をコントロールし、ひとつの家具の完成までにかかる時間を減らす工夫、パーツごとに生産し、組み上げる方法や、職人に頼らない設計にする、など、効率を見直してコストダウンを図るという方法もたくさんの工房で取り入れられています。
また、材料面では、なるべく無駄のない木どりを心掛け、端から端まで使い切る方法や、ゴミとして捨てられていた木材を再利用するなどの方法で製作することも、接着剤や乾燥工程など近代の技術向上で可能となっております。
現在、主流となっている大量生産の家具は、基本的に合板や、フラッシュ加工といった、さまざまな接着剤を使った家具が多く、低コストで良質な家具がたくさんあります。
色々な要因をひとつ、もしくは複数組み合わせ、さまざまな工夫によってお求めやすい家具を作る努力をたくさんの工房が取り組んできました。
一枚板を中心に取り扱っているbrunch+timeとしましては、確かに無垢の木の家具の中でも特に木の味わいが大きい耳付きのテーブルが多いので、迫力のあるダイニングセットをお探しのお客様にはとても満足のいく店内となっております。
奥行きが900mmある一枚板天板は、その木の太さも900mm以上なければ作れません。この材料のコストがどうしてもかかる一枚板というテーブルは、それだけで一生モノの家具ということができるでしょう。もちろん、その木が生きてきた100年もの歳月を大切に感じながら世代を超えて楽しんでいくというのも、大きな価値だと思います。
私が初めて一人暮らしをする際には、金額的にも揃えやすい家具が主流の部屋で、それは間違いなく、「安い」ことが価値でした。
職人の技術や、素材の美しさ、長く使え、育てていく楽しみに「価値」を感じていただけるなら、無垢材の家具というものは非常におすすめできる家具です。
長く楽しみ、ともに過ごすパートナーとして、無垢の家具という、これからの時代に選ぶ、ひとつの選択肢としてご検討いただけたらと存じます。