こんにちは。
目黒で無垢の家具、特に一枚板を中心に取り扱っております、BRUNCH一枚板店です。
「一枚板を中心に」と、書きましたが、では、この一枚板とはなんでしょうか。
なんとなく聞いたことがあったり、雰囲気で「凄いよね」と言ってしまいがちなこの一枚板、では実際には何がどのように違うのか、ちょっとだけですが簡単にみてみましょう。
〜なんといっても、厚さが違う!〜
「厚いから一枚板だ」「一枚板しか厚くない」というわけではありませんが、この厚みが一枚板の魅力のひとつであることは事実でしょう。
私自身、個人的に思い描く世間一般の「普通のテーブル」はこちら、27mm厚の天板が多いかな、と思います。
鉄脚も相まってスッキリとした非常にシャープな印象になります。少し画像が暗くて分かりづらいですが、併せて一枚板も見てみましょう。
こちらの天板は48mmあります。
ほぼ5センチです。
厚みで1〜2センチの差はかなり、重厚感に違いがでます。
厚みで随分と迫力に差があることが分かります。
〜一枚板は、一枚の板である〜
やはり、一枚板の一枚板たるゆえんは、継ぎ接ぎのない、ひとつの塊であることです。
テーブルのときに「耳」と呼ばれるうねうねとした、端っこの部分。
立ち木の時に皮だった部分を残して一枚板を作ると、必然的にその木の立っていた頃の太さ(切る場所により正確には違いますが)そのものになります。
つまり、ある程度の大きさのダイニングテーブルを作ろうとした場合、それなりの太さの木が必要になるわけです。
そういった理由で、一枚板のテーブルにはその木そのものの歴史が見られます。大きなテーブルに価値があるのも頷けますね。
〜木目に個性が表れる!〜
一枚板の魅力のひとつに、そのつなぎ目の無い木目の美しさがあります。
こちらがトチの木の木目です。少し暗く写るので重厚感のある印象になりますが、トチは明るい木目の木となります。
そしてこちらがモンキーポッドの木目です。
コーヒーにクリームを垂らしたような、と形容されることもある、迫力のある美しい木目です。木の種類によって、このような違いがありますが、さらに、
同じモンキーポッドでも、このように個性があります。
明るめの木目、コントラストが強い木目、ふんわりと穏やかな木目、スッキリと素直な木目。さまざまな個性の中から、お客様のお気に入りを見つけてください。
〜耳にも個性が表れる!〜
そして、さきほど軽くふれた、耳(ミミ)部分。
立ち木の時の皮の部分を、ダイニングテーブルとなったときから、耳と呼びますが、ここの部分にも個性が現れます。
モンキーポッドでもう一度みてみましょう。
こちらと、
こちらです。
もちろん、木の種類によっても差があり、大きなうねりを楽しめるものや、直線的な耳を持つ天板もあります。
さて、駆け足で見て参りました一枚板の魅力ですが、ほんの少しでもお伝えできたでしょうか。
今まで一枚板をあまり意識していなかったお客様も、この機会にぜひ一度ご来店いただき、実際にみて、ふれてみてください。
手のひらから伝わる上質な迫力や温もりは、
難しいこと抜きに、ただ単純に「一枚板、いいなぁ」
と思っていただけるかと思います。